2012年8月31日金曜日

地元で初撮りのミサゴ、久しぶりのタヌキノカミソリ

 今日は、嬉しいことが四つもありました。
 一つ目はこのミサゴ。実家では何度も目にしている鳥ですが、奈良では初めて。去年一度、チラ見したように思ったのですが、奈良の山の中で出会うはずが無いと、頭の中で打ち消していたのです。

 今日は、出かける用事の時刻を一時間間違え、時間つぶしでもしようと、少しだけ遠回りをしてヤマセミねらいのダム湖に寄ってみたのです。ダム湖畔に入ったとたん、見覚えのある“頭の白いトビ”が直ぐ目の前に。
 とにかく、近づき過ぎては行けないと言い聞かせながら静かに車を止め、「私が振り向いたときにまだそこにいますように」と念じながら後ろの座席にあるカメラを引き寄せました。窓からカメラを出して覗くなんてことは出来ないので、全てフロントガラス越しにシャッターを押しました。目の前、10mもないくらいの距離でした。
 3枚撮った後、レンズをズームさせていないことに気づき、ズームアップ。
しばらくして、飛立って行きました。羽の裏の模様や白い足回りが綺麗でした。

二つ目は、長く会っていなかった知人との出会い。この知人に会うためにこの予定を入れていたのですが、この予定が無ければミサごとの出会いもありませんでした。

三つ目が、この知人と昼食を食べに行った帰りの道で見つけたこの花。何気なく横を見たとき目に入ってきました。
 タヌキノカミソリです。三年前のお盆過ぎに初めてここで見つけ、名前もそのとき初めて知りました。その後、毎年(今年も)、同じ時期にここに来てみるのですが、ずっと出会えずにいたこだわりの花なのです。ひょっとして駆除?と思いかけていました。
 どこでお昼を食べようかと相談しているうちふと頭に浮かんだのが、この近くのおソバ屋さんでした。それが無ければこの花と出会うことはありませんでした。
このピンクの花も一緒に咲いていました。タヌキノカミソリとは違うように思いますが。
ご存知の方教えて下さい。

で、最後、四つ目に嬉しかったのはこのトマトです。(一つ食べて減っていますが)
実は、上の花をカメラに収めようと農道端に車を止めて下りたとき、近くの農作業小屋からおじさんが飛び出してきて、「ここで何するつもりや!」と、ものすごい勢いで怒り始めたのです。しかし、首にカメラをぶら下げていて「綺麗な花を見つけて撮りたくなったものだから」「直ぐに撮って車を移動させますから」と言ったとたん、顔がほころび、「急がんでもええよ。ゆっくり撮り」と。
 で、急ぎながらもゆっくりと写真を撮って車に乗ろうとした時、またそのおじさんが出てきて、新聞にくるんだトマトを腕一杯にかかえ、「これ、持って帰り」と下さったのです。嬉しい気持ちでいっぱいになって帰宅しました。(実は我が家の畑のトマト、三日前に終了となったばかりでした。)

偶然が積み重なって一日にこんなにたくさん嬉しいことがやってきました。これからしばらくどんなことでもがまんできそうです。

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10 件のコメント:

  1. 4つも!
    どれも凄い1日でしたねv
    天からお守り頂いた、今日はそういうありがたい日だったのでしょう。
    トマトのおじさんも最近、厭な事があったのかも、ですが
    これで少し-を+に変えた日になったかも?

    「タヌキノカミソリ」
    …知りませんでした!
    こんな可愛い花があるんですか(@@)

    で、そのピンクのはネリネ(ダイヤモンドリリー)にも見えますが
    だと時期が少し早いし、リコリスの何か別種でしょうか?
    彼岸花にも今や色んな色があるようですし、、

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    1. snowrun29さんへ 
      どれも嬉しい出来事でしたが、最後の一つは、その初締めくくりのような、心和む出来事でした。このおじさん、きっと畑(作物)荒らされたりされたのだろうなあと思いました。
      のどの手術をされたかのようで、出にくい声を一生懸命出して話しかけて下さいました。
      タヌキノカミソリは、始めてみた時、ヒガンバナのシロ花タイプかと思ったのですが、調べていてこの名前に出あった時は「やったあ」って思いました。
      ネリネ、なるほど。よく似ています。
      が、わたしとしては、花びらの様子がちょっと違うかななどとも思ったり・・・
      リコルスというのは、総称のようですので、「リコルスの仲間」なんだとは思うのですが、洋花ではなく、タヌキノカミソリと一緒にこんな風に咲いているところを見ると、日本に古来からある花のような気がしているのです。
      でも、ネットで調べた限りでは、ネリネというのが一番近いですね。

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  2. その農家のおじさん、きっと以前に泥棒か何かの被害に遭ったの
    でしょう。最近は平気で他人の田畑を荒らす輩も多いようですか
    ら。でも誤解が融けて良かったですね、しかもお土産付き(笑)。
    おおむらさきさんの見た目なら、そんな悪党には思えませんでしょ
    うが。これが僕なら・・・・(泣)。ガタイがデカイと、色々と
    損する事もありまして(爆)

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    1. kainakaさんへ 
      わたしもそう思いました。
      家の畑でも経験があるので、嫌な思いをされてきたんだと思いながら話を聞き、わたしのことも丁寧に話しました。
      おじさんの顔が笑顔に変わったのでほっとしましたが、まさかこんなお土産まで頂くとは思いませんでした。怒鳴ってわたしに嫌な思いをさせてしまったと思われたのでしょうか。
      このトマト、とっても美味しいトマトでした。

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  3. わ~ミサゴがこんなところにとまっていたのですが。
    すごいシャッターチャンスをものにしたのですね。
    うちは最近は遠い場所でしか見てないです。
    やはり猛禽、精悍な顔立ちですね~

    誤解が解け、お土産もいただいて素敵な鳥&花見になって良かったですね^^

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    1. Simcoさんへ 
      ミサゴは今まで、実家の方で何度もであってきましたが、こんなにサービスしてくれた子はいませんでした。
      わたしを見ても、逃げずにしばらくそこに留まってくれたのが嬉しかったです。
      このお土産には本当にびっくりしました。
      今度であったときに笑顔で挨拶出来たらいいなあと思うのですが、お互い顔を覚えているか・・・

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  4. 自然を尋ねる人2012年9月2日 10:02

    ヒガンバナを川原に植えて地域NO1、
    県トップレベルを目指していますが
    名前は良くわかりません。
    ただヒガンバナで赤は中国、
    それ以外はヨーロッパ系見たいでリコリスの冠がつき
    スプレンゲリとかインカルナタの名があります。
    どちらかがタヌキのカミソリでもう一つは狐のカミソリ?
    今回の赤色が強いのもタヌキのカミソリのような気がします。

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    1. 自然を尋ねる人さんへ
      ありがとうございます。
      3年前に名前調べをしたとき、わたしも結局は赤いタイプもタヌキノカミソリということにしてお終いにしたように思います。 今教えていただいた通りに見てみると、リコルス・インカルナタというのが、中国原産の花で、和名がタヌキノカミソリと書いてありました。 スプレンゲリの方は、またちょっと別の花かなという気もしますが、いろいろ交配し合うことで、違った特徴の花が出来ているというように書いてありました。
      またよろしくお願いします。

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  5. 地元で会えたミサゴ、嬉しいですよね♪
    ズームアップしてからも撮ることができて良かったですね。
    農家のおじさんともトラブルにならず、美味しそうなトマトまでいただけて
    良かったですね。

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    1. ゆきりんさんへ 
      こんなに身近に会えただけでも嬉しかったのに、しばらく逃げずにいてくれたのは、本当にびっくりでした。
      この子も若鳥なのでしょうか。体もあまり汚れていなかったし・・・
      農家のおじさんとの出会いも、こんな結果が待っているとは思いもしませんでした。
      とっても幸せな気持ちを持って帰ることが出来ました。

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